STORY
「58㎡のワンルームなんですよね…」
そう事前に伺った時は最初はなんだかわかるようで、想像できませんでした。
現地調査に伺うと、広い!!の第一印象。
ビルの1Fだったので、かつて事務所や店舗としていて使われていたり、また住居として使われていたり..
築35年のその一室は、様々な形で利用されてきた痕跡を数多く残してきました。
不動産業に関わるオーナー様は、物件をみるのに長けている!!
普通ではお目にかかれない物件を購入され、住まいへとするためのリノベーションをさせていただきました。
外部のファサードまで依頼頂いたので、ビルの印象がよくなる様、できる範囲で演出いたしました。
仕様には一定のこだわりがあったオーナー様ですが、
一つ一つ、飾り気のない、素材が美しいものを最終的に選ばれるので、大変やりがいがありました。
またフットワークが軽く、提案するものをすぐその目で確認していて、ご判断いただけたので、こちらとしてもとても助かりました!
仕事場へのアクセスが良いこちらのお住まい。
オーナー様が疲れて帰って、
心機一転、リフレッシュできるお住まいになることを祈っております。
さてはて、どうやってこの広い空間を使って住まわれるのか、今後お話を聞くのを楽しみにしています(^^)
PROBLEM & SOLUTION
引渡し日は契約日からもう目前。
通常なら1.5ヶ月くらいは平気でかかってしまう商品選定を2週間くらいで決めていただきました。
あとはこちらが段取りを間違わないように確認、確認でした。
もともと洗面室の鏡一枚壁面に貼られていました。広く見えるし、オーナー様もそのまま使いたいとご希望されました。
ご希望の洗面スタイルだとどうしても鏡の長さが足りない…
色々検討した結果、足りない分は鏡にあうパネルを貼るコトで既存をそのまま残すことができました。
費用も余計にかからず、既存が生かせて何よりでした。
最低限仕様だった今までの水廻りはW550の洗面台で、
ドライヤーを使うと腕が壁に当たる(トホホ)設計でした。
お風呂は1116の最小サイズ。
洗面台はW750にし、お風呂は1416に広げ、ゆったり使えるようにいたしました。
ウォークインクローゼットは、ウォークしなくてもいいということでしたので、
玄関側の壁面に大容量で取り、
リビング側の広さをキープできるようにしました。
既存の天井をただ壊せばいいわけではありません。
やはり他とのつながりや壊した後の納まりを考える必要があります。
費用を最小限にするために、壁側の梁をうまく残し、壁の色と梁を色分けしたので、段階的に天井が暗くなるようにしました。
空調も取替えで別業者が入りましたが、見た目の印象をよくするために、当方で配管等を指示させていただきました。
2-3足入ると、もう踏場がなくなる玄関土間を広くし、使いやすい様に、広がり感がでるようにいたしました。
間取りでみるB&A
BEFORE
キッチンを交換したい
クローゼット収納が欲しい
玄関タタキをひろげたい
洗面室を広げたい
お風呂を広げたい
AFTER
キッチンW1500をフロートで取り付けました。
壁面にたっぷりのクローゼット収納
玄関タタキを広げて、
玄関収納を造作。
洗面台をW750にしてゆとりを持たせました。
UBは1116から1416に大きく。